2011年6月14日火曜日

Gil Scott-Heron

こんにちわ。
久しぶりのブログ更新になってしまいました…
早いもので、もう6月ですね。
夏が待ちどうしい季節になって参りました!


今回は、先月5月26日に亡くなった「黒いボブ・ディラン」の異名を持つ詩人/アメリカ黒人ミュージシャンGil Scott-Heron(ギル・スコットヘロン)(享年62歳) について書きたいと思います。

LINK1949年にシカゴで生まれたヘロンは、小説家としての活動を経て、1970年にジャズ・レーベルのフライング・ダッチマンから初アルバム『Small Talk At 125th And Lenox』をリリースしました。その後も70~80年代を通じて多くの作品を発表し、ソウルやファンク、ジャズ調のサウンドに乗せて自作の詩を読み上げるスタイルで、ポスト公民権運動時代における黒人たちの怒りを反映するようなメッセージを世に投げかけました。

特に代表曲のタイトルでもある〈The Revolution Will Not Be Televised(革命はTVで放送されない)〉という言葉はさまざまな場所で引用され、その扇動的なポエトリー・スタイルからラップのパイオニア的存在としても評価されています。
The Revolution Will Not Be Televised / Gil Scott-Heron


LINK1994年にアルバム『Spirits』を発表して以降は、薬物中毒などの理由もあって音楽活動から遠ざかっていましたが、昨年に16年ぶりの新作『I'm New Here』を発表。今年に入ってからも同作をエックス・エックスのジェイミー・エックス・エックスが再構築した『We're New Here』がリリースされるなど、〈戦う詩人〉の復活として大きな注目を集めていました。

We're New Here / Gil Scott-Heron & Jamie XX 


Gil Scott-Heronと言えば、この曲…
LINK
1976年にリリースされた、「It's Your World」に収録された"The Bottle"
・The Bottle / Gil Scott-Heron


LINK 
・It's Your World / Gil Scott-Heron & Brian Jackson





その音楽性の高さでジャンル、世代を超えて愛され続けてきたアーティスト。その後のラップにも絶大な影響を与え、「ラップのゴッドファーザー」とも讃えられている。  今月2日にニューヨークのハーレムで行われた葬儀にはラスト・ポエッツのメンバーも出席。式の最後にはカニエ・ウェストが自身の“Lost In The World”をパフォーマンスし、曲中にはギル・スコット・ヘロンの“Comment #1”における有名なフレーズ「Who will survive in America?」をサンプリングして偉人を追悼しました。ギル・スコット・ヘロンの長年のバックミュージシャンたちも、彼の代表曲“The Bottle”と“Better Days Ahead”を演奏し、彼の死を悼んだそうです。

Rest In Peace...Gil Scott-Heron 




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